あなたの医療はあなたが決める!

うるおい治療

  • HOME »
  • うるおい治療

昔からお転婆かつおっちょこちょいで、しょっちゅう転んではすり傷を作っていた私。

小学生時代の母は、

「きちんと消毒しないと、ばい菌が入って傷が化膿するでしょ!!」

大騒ぎする娘を叱咤激励しつつ、娘の膝の傷をマキロン(家庭用消毒液)で消毒してくれました。。消毒液が数滴かかって傷口からシューっと白い泡が出るやいなや…痛い痛い、痛い~~~!!その痛さたるや、チカチカ星がまたたいいて、吐き気がするほど。消毒の痛さに比べれば、傷そのものの痛さなんて可愛いと思えるくらい。

マキロン ↖先日わが実家の救急箱から見つかったマキロン

母が虐待していた訳ではありません。 わが子を恐ろしい‘細菌感染’ という敵から守るため、心を鬼にして任務遂行していたのです。シューっと泡立つのも、刺すような痛みも、「ばい菌がやっつけられている証拠」。母はきっぱりとそう言っていたし、現にそう信じていたはず。傷に対しては、日本全国の家庭・保健室・病院に至るまで、同じような手当てがされていたことは間違いないでしょう。私が生まれるもっと前から、そして家庭によっては今に至るまで。

ところが‘鉄板’と思われたこのケアの方法、実は傷の治癒にとって有害だということがわかってきました!

消毒には、細菌を完全に殺して無菌の状態を持続させる効果もなければ、消毒しなかったからと言って、消毒した時よりも化膿しにくい(化膿が防げる)ということもない。つまり無・意・味!!そればかりか、消毒液は人間の体の傷口のタンパク質を変性させることで、傷が正常に治っていくのを遅らせるのです。

そう、あの刺すような激痛は「ばい菌が死んでいる証拠」でもなんでもなく、「私自身の正常な細胞が変性してもだえ苦しんでいる証拠」だったんですね。ひぇ~~。(母よ…。)

この理論を提唱されたのは夏木先生。手術の後に表面の傷口は消毒するのに、肝心の内臓の吻合部は消毒しない(にも関わらず化膿しない)のはナゼ??という素朴な疑問から出発し、消毒不要(有害)論を構築されました。言われてみると平易で理解できるのに、これが常識だ!と思いこんでいると疑問さえ抱かないことっていっぱいありますよね。

うるおい治療と言うのは、上のような理論に基づいて「消毒をしない」「ガーゼを当てない」傷を乾かさず、潤った状態を保つことで傷を治しましょうという治療のこと。この手当てのメリットは、何と言っても痛みがないこと!そして、傷が早く、きれいに治る!!頻繁に消毒に病院に通う必要もなく自宅で手当てができるので、経済的でもあります。本当にいいことづくめなのです。

「消毒をしないなんて何てこと!!」という消毒妄信教の方は医療関係者にも依然いるものの、ここ10年ほどで確実に広がりを見せて普及しています。

●ちなみに…ヨードうがいもダメです

●感染予防には、こちらも大切。『手洗いをすればするほど〇〇になる

2017年7月
« 6月    
 12
3456789
10111213141516
17181920212223
24252627282930
31  
PAGETOP
Copyright © ~笠間の診察室から~ All Rights Reserved.
Powered by WordPress & BizVektor Theme by Vektor,Inc. technology.