こんにちは。白土です。週末をいかがお過ごしでしょうか?

昨日は久しぶりに大学の後輩の氏家士富子先生が自宅に遊びに来てくれました。彼女とは学生時代からの付き合いですが、気が合い過ぎて話をしていると時間を忘れます。おまけに氏家先生、県中の救急外来でしか顔を合わせたことがない桑名梨里子先生(県立中央病院総合診療科)も一緒に連れてきてくれました。当直明けにも関わらず赤ん坊を普通に抱っこし、悪ガキ2人の隠れんぼにつきあってくれるなど、スーパーパワフルな女医さんです。(その後隣りの部屋で仮眠を取っておりました笑 当直明けでご苦労様。)新しい出会いに感謝です。

さて、さかのぼること2週間前の5月13日、友部小学校で食物アレルギーの講演(エピペン講習)を行いました。

この講演会、おととしに初めて依頼を受け

行いました。その時は笠間市の他の学校からも先生が参加されていました。実は昨年も依頼を頂きましたが、私の緊急入院でドタキャン。(ご迷惑をおかけしました…)

今年はリベンジ戦だったのですが、私がいない間に勉強会は勝手に進化しておりました。食物アレルギーに関するミニレクチャーの後に、2グループに分かれてのシミュレーションが加わっていたのです。エピペンを持っている生徒が給食後に息苦しさを訴えている、という設定です。役割も設定されており、役割が書かれたプラカードまで準備されているという準備周到ぶりです。

エピペンシュミ①

シミュレーション形式の勉強会に参加したのは初めてでしたが、私自身とても学ぶことが多かったです。やはり話を聞いているだけとは違い、実際に体を動かしてみると現場では色々な疑問が浮かぶのですね。

「横にして足を挙げることになっているけれど、本人が座った姿勢の方がいいと言った場合はそれでもいいの?」

「AEDはどのタイミングで持ってきて、いつ装着すればいいの?」

などの質問を、近くでプラプラしている私に投げかけて下さり、それに答えながら進めていきました。

改善した方がよいポイントもありました。今回は生徒に付き添う役、校長に報告する役、時間を読み上げる役、それを記録する役など色々な役割が(確か7役ほど)設定されており、事前に誰がどの役を担うか話し合って決めていました。しかし実際には、アナフィラキシーはどのクラスのどの生徒で起こるかはわかりませんし、教室ではなくグラウンドや体育館、修学旅行の出先で起こるかもしれません。エピペンを持っていない生徒で起きてもおかしくありません。対応する先生だって潤沢にいるとは限らず、その場にいる一人か二人で初期対応をしなくてはいけないことも考えられます。あまり細かく役割を決めてしまい、その人数が揃わなくては初動できない、管理者が現れなくてはエピペンを打てないとなっては本末転倒。「何が一番大切なのか」という優先順位を常に意識することが大切なのでしょう。(この場合は、生徒を一人にしない、エピペンを適切な時期に打つ、AEDを近くに置いておく、など。)来年以降はあえて役割を設定せず、その場にいるマンパワーの中で最善を尽くす、という応用バージョンを試してもいいかもしれないね、などというアイディアも浮かんできました。

どれもこれも、実際にシミュレーションをしなくては出てこなかった発想です。エピペンを持っている生徒を受け持った、何かあったらどうしよう…という受動的な姿勢ではなく、より適切に対応できるようしっかり準備しよう(必要なければそれが一番幸せなことです)という友部小学校の前向きな姿勢に敬意を表します。私も小児科専門ではありませんが、できるだけお力になれればと思います。準備して下さった保健の村上先生、そして白土校長先生(同じ苗字なので親近感が♪)貴重な学びの場をありがとうございました。