ご無沙汰しています。朝夕の冷え込みがめっきり厳しくなってきましたね。

先日お知らせした通り、先週末の10月17日・18日は、ナラティブ☆Japanの『きれいごとサミット』を行いました。1日目は介護医療関係者を中心としたクローズドな集まり、2日目は一般の方にも参加して頂けるサミットで、なんと私の外来に通院中の患者さんがご夫婦も来て下さいました。

プログラムの中の、臨床倫理士・倫理コンサルタントである金城隆展先生の講演の内容に非常に感銘を受けました。

・Ethics is all about choices.(倫理とは、つまるところ選択である)

・大切なのは、立ち止まること。考えること。

・専門家であるということは、非倫理的になりやすいという側面がある。

・患者さんのことを考える時のパラメーターは2つ。

「患者さんの意思」と「患者さんの最善の益の追求」

金城先生は琉球大学に所属しておられ、学生教育にも携わっていらっしゃいます。早い時期からお話を聞ける琉球大の学生さんは幸せだな~と思う反面、いや、実際に臨床現場に出て何年も働き、理想と現実との矛盾に突き当たった自分だからこそ、今回のお話がズーンと心に響いたのではないかな、とも思います。

こういった勉強会は、出席し、同志の仲間と語り合うことで何となく充足感を得て終わり、となりうるリスクを孕んでいます。今回出席した仲間の多くがそのリスクを知った上で、翌日からのそれぞれの現場でいかに学んだことを生かしていくのか、を意識していることがその後の連絡によってわかりました。私自身も同じです。大切なのは目の前の現場。今日この瞬間からどういった選択をするかが5年後10年後の自分を形づくるのだと信じて、小さな行為を積み重ねていこうと思います。

ナラティブサミットに出席して下さった患者さんやご家族の方、介護医療関係者の方々、本当にありがとうございました。そしてメンバーと言いながら実働としてはさっぱり役に立たない私を温かく迎えてくれるナラティブ水戸のメンバーに、心からありがとうと言いたいです。

ナラティブサミット