新しいクリニックの場所を探すにあたって、何より優先したかったことは、今の病院から遠く離れていないということです。実は平成30年の春には、笠間市立病院が駅の向こう側に新築移転することが決まっていました。移転にともない、家から近くなると喜ぶ方もいる一方で、これまでは歩いて病院に通えていたのに、駅の向こうに移ったら通えなくなってしまう、若い人に車で送ってもらわざるをえないが、気を使うから…とがっかりされるお年寄りの声も聞いていました。若い方なら車でたかが数分という距離感であっても、徒歩や自転車で来られる方にとってはその差は大きいのです。移転によって困ってしまう方の受け皿としての役目も果たせたらな、という思いがありました。
ただ物件や土地はこちらがどう頑張ったから成果がでるとは限りません。巡り合いの要素もあり、なかなかすんなりとは決まりませんでした。週末に現地に足を運んだり地主さんとお話をしたけれど最終的には話が進まず、ということもありました。
また素人が見て「ここはいい場所では?」と思う場所(大きな道路に面していて人がにぎわっている所は、いい場所に見えてしまいます)と、コンサルタントの目から見てクリニック開院に向いている場所というのは違うんだ、ということも学びました。
そんな時、1件のコンビニ跡が候補にあがりました。

夢の空間

内部

実は以前にも何度か候補に挙がっていた場所でしたが、その時には「駐車場がほとんど取れないね」ということで流してしまっていた物件です。ところがその後、不動産会社の方を通して地主さんとお話をして頂いたところ、地主さんが後ろにも土地を所有しており、駐車場スペースとして貸してもよいという話になったのです。これはいけるのではないかと、急きょ話が進展したのが、H28年1月頃のこと。場所が確定すると、開院は一気に現実味を帯びてきました。