おっと危ない1週間(笑)で、あやか内科クリニックの新たな挑戦を取り上げさせて頂きます。

 時は昨年の年末にさかのぼります。年明けのオープンを控えてスタッフは正月休暇に入り、クリニックには再び不思議な静寂に包まれていました。まだまだ不安なことは沢山あるものの、とりあえず建物や医療機器、優秀なスタッフは揃いました。形だけを見れば、何とか診療をスタートさせていくことは出来そうな…気がする。だけどやっぱり、自信は…ありません。

 これまでは、一勤務者としてただただ懸命に診療をやってきました。看護師や医療事務のスタッフとは、勤務者としてある意味では同じ立場だったのです。しかし年が明けてからは、院長になります。ごくごく小さいながらも、組織のリーダーになるということの重圧。自分よりも年齢や仕事のキャリアの長いスタッフと果たしてうまくやっていけるのか。組織の空気が大切なのはわかるけれど、どうやったらよい雰囲気が作れるの?

そんな迷いに対する自分なりの答えが、‘環境整備’でした。環境整備とは、中小企業の経営指導を行う小山昇社長が提唱する仕組みです。毎朝20-30分職場のごく限られた範囲を、仕事がしやすいように整理整頓し、磨き上げる。これなら経営初心者の自分にも何とか取り組めるかもしれない!と、最初から取り入れることを決めて12月には東京のセミナーにも一人参加しました。

 ただここで一つ問題が。毎朝30分職場を磨き上げることはわかっても「どうすれば」職場が綺麗になるかがよくわからなかったのです。主婦なのに(一応ね…)掃除のノウハウもわからないの?と言われそうですが…はい、全っ然わかりませんでした!

 流しやトイレや床のどんな汚れに、どんな道具や洗剤を使ってどんな風に磨けば効果的に汚れが落ちるのか、誰かから体系的に習ったことなどありません。以前の職場では掃除は専門のスタッフさんに完全にお任せで、全くのノータッチでした。自宅ではそれぞれの場所にそれらしき洗剤(お風呂ならバスマジックリンなど)を買って使っていても、酸性とアルカリ性の洗剤はどう使い分けるの?と聞かれれば、さぁ…という感じです。床を綺麗にするにいたっては「どこかのモップメーカーに定期的にモップを持ってきて(貸して)もらう」ことがスタート地点だと無条件に信じていました。でも次から次へとメーカーの営業さんが置いていってくれるモップの違いもわからず(クリニックには当時4種類のモップがお試し用として置いてありました)途方に暮れることに。このモップを毎日一生懸命床にこすりつけていれば、綺麗なクリニックになるのかな~…本当かな…?なんとなく自分の中の納得できないアラームが鳴っています。いくらやる気がみなぎっていても、そのエネルギーをどの方向に向けて発射させれば一番効果的かがわからないと、労力の無駄遣いになってしまいます。

 どこかにクリニックの清掃について豊富な知識を持っていて、そのノウハウを惜しげもなく教えてくれるプロフェッショナルがいないものかしら。そんな風に思っていた矢先のこと。(つづく)