何とな~く頭がボーっとして、肩が張って、気がつくと鼻汁が出ている。かぜのひき始めか…。

こんな‘鼻かぜの初期’に、ここぞとばかりに葛根湯を試してみました。

葛根湯

ジャーン!ツムラの1番です!漢方のエースってことでしょうか。

匂いは、漢方だからと覚悟を決めて嗅ぐとびっくりするくらいマイルド。飲んだ後味も何だか優しいです。

この葛根湯、日常診療では、もっぱら肩や首のこりが強い方に処方しています。3P3×でもいいですし、肩こりがつらい時に頓用でも。力仕事や手作業などをがしがしとこなす中年女性の患者さんで肩こりがつらくって…とこぼす方にお出しすると、翌月の外来で「この間もらったの、いいですね!」と喜ばれます。肩こりは、病気というほどでもない、という扱いでわざわざそれだけで病院に行く動機にはなりにくいようですが、肩こりが楽になると生活の質が上がるんですね。1時間くらいで効いてくるのだそうです。西洋薬のミオナール(筋弛緩薬)よりずっと効く印象。

葛根湯は胸から上の炎症には万能で効く‘抗炎症薬’。肩こりは僧帽筋のこわばりですが、循環障害と炎症が背景にあるので葛根湯が効くんですね。

「喉が痛い時に飲んであんまり効かなかった覚えがあるんですが、今回はよく効きました♪」

とも言われました。胸から上に万能と言えども、なぜか ‘のど’ だけは例外で、咽頭痛には効かないそうで。(咽頭炎なら桔梗石膏でしょうか)

…ということで、今晩は私も、葛根湯を飲んで、温かい温泉(の素を入れた自宅のお風呂)にゆっくり浸かって、早く寝ます。皆さんも風邪が流行っていますから、首をしっかり温めて、予防に努めて下さいね。