先日『福島県に実践医がいれば…』という文章を書いた後に、福島県のPSP(進行性核上性麻痺)のお母様を介護されている女性Kさんから、直接メールを頂きました。2年前からご縁があり、ご連絡をとっている方です。

自分たちが福島県で実際にどのようにコウノメソッドの治療を受けているかが記されており、少しでも福島で困っているご家族の力になりたいので、お困りの方から相談を受けた場合には、自分の連絡先を教えて構わないとの内容でした。驚き、とても感動しました。私が一般の方やコメディカルの方を対象とした認知症の勉強会などに呼んで頂いた時に、必ずお伝えしているメッセージがあります。それは、「知識や情報を得て、あなたがアクションを起こして下さい!」ということ。コメディカルの方でもいますが、講演後に「そんなよいものであれば、なぜ医療の現場でもっと広がらないのですか?医師は何をしているのですか。」「私はよい方法だと思うのですが、施設の管理者が…。」 うまく診療が進まない実情を、周りの誰か(主には医者なのですが)の責任として嘆いて終ってしまうのです。目の前に立ちはだかる厚い壁にため息をつきたくなる気持ちもわからないではありません。でもそれでは一歩も進0みません。どんなに小さくてもよいので、他の誰でもないあなたが、今思いつく‘出来ること’を、少しずつ積み重ねて、一歩一歩進んでいきましょうと伝えたいのです。今回ご連絡下さった彼女は、そんな私のメッセージをまさしく体現されている存在です。

彼女のお言葉に甘え、情報を一部公開させて頂きます。お母様は、現在3か月に1度、名古屋フォレストクリニックの受診に同行されています。少しずつ出来なくなっていることはあるものの、笑顔も見られ、自力歩行が可能な状態を維持しています。福島県におけるシチコリン・グルタチオン点滴に対応して下さる可能性がある医療機関が、少なくとも2か所あります。いわき市の内科クリニック(注射の薬液などはご自分で入手する必要あり)、郡山市の在宅医療も手掛けているクリニックです。両クリニックのご許可を頂いていないため、こちらで名前を公表することは差し控えさせて頂きますが、福島県でお困りの患者さんご本人・ご家族の方がいらっしゃれば、当院にご連絡を頂ければと思います。状況によってKさんのご連絡先もご紹介をさせて頂きます。

最後にKさんのメールの一文から。

『おとといは〇〇先生が訪問で来てくれ、歩行や嚥下低下はしてきてるけど、

全般に状態が安定して穏やかなのは、やはり河野先生の治療のおかげなんですかねぇ、と言ってました。

もちろん、コウノメソッドのおかげです!と言いました。

母のまわりで関わっている方たちはコウノメソッド効果を感じてきてるのは確かだな、と思います。

コウノメソッドを福島で広めるため家族で出来ることを、あらためて何かを探してみたいです。』

ご家族がこんなにも奮闘されているのに、一医療者として私も頑張らない訳にはいきません。一緒に頑張っていきます。

花

事務の田上さんの娘さんの結婚式で頂いた可憐な花。まだ若いお二人なのに、ゲストへの心遣いにあふれた本当に素敵なお式でした。幸せをわけて下さり、ありがとう。